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PENTAX  M135mm  F3.5

 

 

1970年代に登場した古いレンズです。

ネット上では、コンパクト化のため描写力を犠牲にしているとの意見が散見されるレンズです。実際、Mシリーズでコンパクト化が優先されていたことは有名な話です。M200mmF4での反省から、後のA200mmF4では収差改善が重視されて少し大きくなったという記事も、写真誌で読んだ記憶があります。

このM135mmF3.5でも、やや収差が目立ちます。

1980年前後に無理なコンパクト化が強行されたのは、ペンタックスに限らなかったようです。例えば、天文ガイド1979年12月号の読者サロンには、キヤノンのレンズについて不満を述べる投稿があり、それへの編集部のコメントの中に、”レンズのコンパクト化は天文ファンには決してありがたいことではなく、多くの場合旧型の重いレンズより星像の悪い製品になってしまっているようです。”とあります。

 

 

 

 

 

 

 

 コーティングは上質です。時代を考えると、素晴らしい!

 

 

 

 

内蔵フードが装備されています。

 

 

 

 

アダプターでSONY NEX-F3に装着した状態。

内蔵フードは小さいので、別のフードをよく使います。

 

 

 

 

開放F3.5では、シャープさが不足しています。

 

 

 

トリミングしてみると、星像がいがんでいました。

最初はガイドミスを疑いましたが、複数の日で複数の天体を撮影しても同じでした。色収差も多いです。星像のいがみは、この個体の問題でしょう。色収差の多さは、レンズ設計の問題でしょう。

F4まで絞るとかなり改善し、F5.6で問題なくなります。