top

Vixen製 R150S

D150mm FL750mm newtonian reflector

This Newtonian telescope offers sharp images.

The only fault is the slide focuser. The size of 36.4mm is small.

2006年にアイベル(三重県津市)にて中古品を購入。鏡筒の銘盤から、1980年代に生産されたことが判ります。ネジが錆だらけ等かなり劣化が進んでいたためか、鏡筒バンド付きで1万円弱でした。鏡面の状態は良好でした。前のオーナーが交換または再メッキをした可能性もあります。あるいは、特にビクセンの鏡が耐久性に優れていたのかもしれません。口径150mm、焦点距離750mm天文ガイド2003年7月号にテストレポート記事があります。



20年程度でネジが錆だらけとは情けない。耐久性には力を入れていただきたものです。

ビクセン製GP赤道儀と組み合わせました。これは、1999年に同じくアイベルで新品購入したものです。




Panasonic製G5を装着した状態。
スライド式接眼部は、天頂付近へ鏡筒を向けたとき、カメラの重量で下方へズレようとするため、ピントを合わせにくいという欠点があります。
しかし、このような軽量カメラでは、あまり問題はありません。
スライド式接眼部という形式は、無理なく筒外焦点距離を短くできるので、斜鏡が大きくなりすぎるのを防止できるという特長があります。
この拘りがありながら、36.4mmというネジ径を採用したメーカーの方針は疑問です。もっと大きな径を採用すべきでしょう。
もっとも、すでに生産終了ですが。

ファインダーは、倍率6倍口径30mm。この口径では、星雲・星団の導入には力不足です。せめて、35mmにしていただきたい。

しかし、総じて見ると、優秀です。短焦点でありながら、木星の縞模様はクッキリ見えます。

ただの穴ですが、魔法の穴になることがあります。

太陽観測用の絞り穴を使い、斜鏡による回折光が発生しないようにすると、特定の対象への能力が飛躍的に向上します。シリウスの伴星をうまく撮影できます。

直径120mm穴の筒先絞りを自作しました。これは、コマ収差を減らすことが目的です。

SONY NEX-F3     ISO400      1/640秒

 

SONY NEX-F3     ISO200      1/160秒 ビクセン製バローレンズ

 

SONY NEX-F3      約100m先の電柱。トリミングも画像調整も無し。

この電柱とベガを対象として、直径12cm絞り穴の効果を見ました。対象を写野中央部にとらえてピントを合わせて撮影し、その後、ピントを固定したまま写野の斜め端まで対象を移して撮影。

画像調整は無し。  周辺像が、強く改善されます。

2023年7月に、ファインダーを改造しました。 夜光ペイントでの、暗視野照明です。

0.3mmのシャープペン芯を接着剤で固定し夜光塗料を塗りました。予想以上に芯が太くなってしまいました。

接眼レンズ側からライトで光を少し照射すると、暫くは十分に光ってくれます。